鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

神様には負けられない

f:id:maehara63:20210102170903j:plain

【読書日記】1/2読了

『神様には負けられない』山本幸久(新潮社)

私事「年またぎの1冊」という本がありまして、

今年はこれ。敬愛する山本幸久さんの新作です。

主人公は専門学校生。

義肢装具士(ぎしそうぐし)を目指し、仕事を辞めて

二十代半ばにこの世界に挑んだ女性でした。

耳慣れぬ、この義肢装具士という言葉。

手足を失った人の装具を作るんですね。

専門用語が飛び交う前半は、やや戸惑ったのですが

彼女の成長とともに読み手も理解が深まってくると

どんどん引き込まれていきました。

 「お仕事小説」なる言葉が聞かれて久しいですが、

山本作品はずっと前からこのジャンルを牽引しており、

安定の面白さは、ファンならわかってるんです。

なので本作も十二分に楽しませてもらいました。

クセのあるキャラ、フフフと笑ってしまうユーモア。

そして何より「山本ワールド」の住人たちが

あちこちに現れるというサービスが、ファンには◎。

 

 今年一冊目にふさわしい、楽しい読書でした。

さあ今年は、こんな素敵な本に何冊出会えるかな?

わくわく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020ベスト本

ああもう、大晦日ですね。

今年もお世話になりました。

 

恒例の年間マイベスト本の紹介です。

個人的バイアスかかってますので、

あくまでも参考ということで。

以下に順不同でリンクを貼っておきます。

 

 

他にもいろいろ紹介したいのですが、今年はこんな感じ。
個人的には刺さる本が少なかったかも知れません。

 

さあて、2021年はどんな本に出逢えるのか? 楽しみです。

ちなみに、2019年のベスト本はコチラです。

ではでは皆様、よいお年を。 ( ´ ▽ ` )ノ

 

架空の犬と嘘をつく猫

f:id:maehara63:20201230115857j:plain

【読書日記】12/29読了

『架空の犬と嘘をつく猫』寺地はるな(中公文庫)

年内最後(かな?)は最近お気に入りの寺地さん作品。

ある一家の変節を次男の目線を軸に5年ごとに追っていく。

この手の家族劇って大味になりがちなんだけど、

寺地さんの筆致は一人一人に優しく寄り添ってるから

滋味深く、ウルッとくる場面が多い。

この既視感、ああそうだ、重松清に近いのかも知れない。

ラストの主人公のエッセイも、自分に近いものを感じたし。

年末に、いい作品に巡り会えてシアワセでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストで君は「まさか!」と言う[放課後ミステリー]

f:id:maehara63:20201217090111j:plain

 

今日(12/17木)あたりから書店さんに並んでいると

思いますので告知させてください。

執筆に参加させていただきましたPHP研究所刊の

「ラストで君は「まさか!」と言う」シリーズ新作、

「放課後ミステリー」です! ワァ〜パチパチ(歓声と拍手)

 

不肖ささきは、以下の4作を書かせていただきました。

 

●「坂道のおばあさん」

坂道で出会ったおばあさん、行き、帰り、も下りてくるワケは?

 

●「秘密の交換日記」

差出人不明の交換日記。これを出したのは誰?

 

●「鏡の向こう側」

鏡の世界にさらわれた女の子。元の世界に戻るには?

 

●「名探偵ミチルの事件簿」

おやつが消えていた!? 容疑者の弟にはアリバイが……。

  

他にも面白話が満載の1冊となっておりますので、

書店さんに行かれた際には児童書コーナーにある同著を

手に取っていただき、そのままレジに進んでください。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>

 

附記というか、余談。

本作でも、拙著『Q部あるいはCUBEの展開』の

脇キャラが登場しています。

よかったら探してみてくださいね。

 

夢幻の街 歌舞伎町ホストクラブの50年

f:id:maehara63:20201203092400p:plain

【読書日記】12/2読了

(=゚ω゚)ノ ご無沙汰の読書日記っす。

ここしばらくバタバタで、じっくり本を読む時間が

なかったのですが、久々どっぷり読みまして、

この本、面白いです。

自分にとって一番遠い世界だと思われるホスト界。

かの街を歩いているとド派手な看板などを見たりするのですが

その実体が、黎明期の1970年代から綴られていく。

世間を賑わしたあのホストの話から、店どうしの抗争、

闇のヤバすぎる話、エトセトラ、エトセトラ……。

同じ時代を生きてきたはずなのに、近い場所なのに、

知らなかった出来事が炙り出され「へ〜」となる。

だから読書って、面白いんだな。

 

 

 

 

御礼『Q部あるいはCUBEの展開』発売です!

 

(=゚ω゚)ノ みなさま、こにゃにゃちは。

 

 

というワケで、新作『Q部あるいはCUBEの展開』発売となりました。

f:id:maehara63:20201028071931p:plain

 

 

前作『Q部あるいはCUBEの始動』が一昨年(2018)12月に発売され、

重版出来が昨年(2019)12月のことでした。

 

 

制作がGOになったのは2020年が明けてからだと思いますが、

コロナの影響などで進行がストップしたりして、気づけば11月です。

みなさまの元へ届けられること、嬉しく思っております。

 

 

本を書いたのは私ですが、著者一人で作るものではありません。

企画・進行してくださる編集さん、装画挿絵を描いてくださる

イラストレーターさん、装丁をしてくださるデザイナーさん、

本を送り届けてくださる方々、売ってくださる書店さん……

皆様のお力添えをいただいて1冊の本として読者に届きます。

本当にもう、感謝の言葉しかありません。

 

ありがとうございます!

 

 

そして、手に取って、読んでいただくからこその本なのです。

一人でも多くの方に読んでいただき、面白い、と言っていただけたら

この上ない幸せです。

 

 

どうぞみなさま、『Q部あるいはCUBEの展開』を

よろしくお願いいたします。

 

 

ささきかつお拝 <(_ _)>

 

 

 

 

Q部シリーズのキャラクターについて

 

(=゚ω゚)ノ みなさん、こにゃにゃちは。

 

f:id:maehara63:20201028071931p:plain

 

 

新刊『Q部あるいはCUBEの展開』発売が明日(11/21土)と

アナウンスさせていただいておりますが、ネットなどでは

すでに発売になっておりますね。

 

 

たとえば、紀伊國屋書店さま

 

明日(11/21土)には各地の書店さまの棚にあると思います。

 

 

さて、発売を機にエピソードを……ということで、

今回はQ部シリーズに出てくるキャラについて。

 

 

Q部のメンバーは、版元PHPさんが作ってくださった

このビジュアルがわかりやすいですよね。

 

f:id:maehara63:20201107115952j:plain

 

 

頭脳明晰な部長、猪突猛進の副部長、振り回される後輩2名。

これにQ部シリーズは、クラスメイトや先輩後輩、家族や先生方が

登場することで新たな謎が持ち込まれる……という展開になってます。

 

 

で、これまた以前紹介したQ部シリーズ誕生秘話として、

登場人物の設定がメンドクサイという著者のモノグサから

同一設定の学園&キャラたちが生まれました。

中でも『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズの1作目、

「時のはざま」編から登場した「前田くん」。

その後もたくさん登場しています。

 

f:id:maehara63:20200813155948j:plain

 

ここだけでも「望みの果て」「恐怖の手紙」「不思議な友達」「夏の物語」。

Q部でも、前田くんはレギュラー級の活躍をしてます。

 

 

私が担当させていただいた『ラストで君は「まさか!」と言う』には

Q部で登場したクラスメイトたちがチラホラと出ていますので、

探してみると楽しいかも知れません。

 

 

そして、来月(12/17木)に発売されます、シリーズ新作、

『ラストで君は「まさか!」と言う〜放課後ミステリー』

 

f:id:maehara63:20201120094853p:plain

これにもQ部シリーズのキャラが一人、登場します。

誰が出るかは、まあ、お楽しみに……。

 

 

てなわけで、『Q部あるいはCUBEの展開』

明日、発売となります。

 

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。 <(_ _)>

新作『Q部あるいはCUBEの展開』発売まで1週間

 

みなさん、こんにちは。

 

新作『Q部あるいはCUBEの展開』の発売(11/21土)まで

あと1週間となりました。

 

数日前、出版元のPHP研究所さんから見本が届きました。

f:id:maehara63:20201114124753j:plain

 

本を書いている者にとって、嬉しい瞬間です。

1週間後の11/21土に、書店さんに列ぶんですよね。楽しみです。

 

ちなみに、シリーズ1作目『Q部あるいはCUBEの始動』と

並べてみると、おせち料理のカマボコみたいで縁起がいいです。

 

f:id:maehara63:20201114125031p:plain

 

さて余談。

自分は、どんな作品に影響を受けてQ部を書いたのか?

前回紹介しました通り、Q部は偶然の産物的な作品なのですが、

思うに、好きなアニメの影響はあるのかな、とは思っています。

私事、京アニ作品が好きで、ネトフリでちょくちょく見ています。

キャラの作り方、日常の謎など、これらの影響は原作を通じて

染みついているんじゃないかなあ……と。

それがわかると、「ああ、あの作品の影響ね」と

わかる方にはわかるかも、です。

 

てなわけで、発売まであと1週間。

近くなりましたら、次のエピソードを紹介させていただきます。

 

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

新作『Q部あるいはCUBEの展開』発売まで2週間

 

みなさん、こんにちは。

 

新作『Q部あるいはCUBEの展開』(11/21土)の発売まで

あと2週間となりました。

f:id:maehara63:20201028071931p:plain

 

出版元、PHP研究所さんが、こんなステキな

宣伝ビジュアルを作ってくださいました。

f:id:maehara63:20201107115952j:plain

f:id:maehara63:20201107120039j:plain

 

嬉しいです。ありがとうございます。

気分がアガってきますね。

 

さて、新作発売ということで、何か面白ネタを紹介していこうと

思っているのですが、このシリーズがどうして誕生したのか?

これについて今回、紹介したいと思います。

 

上の宣伝にもありますが、「累計30万部突破の人気シリーズ、

『ラストで君は「まさか!」と言う!』のスピンオフ作品」

とありますが、まさにそうなんです。

 

振り返れば4年前の(2016年)、「ショートショート本を

出すのですが、書きませんか?」と依頼をいただきました。

それが、このシリーズです。書店さんにたくさん並んでます。

f:id:maehara63:20200813155948j:plain

 

不肖ワタクシ、ドンデン返し話が好きなものですから、

参加させていただきまして、でもってこのシリーズが人気で、

続編がどんどん出るようになりました。

 

で、1冊に20話以上の短編が入っていて、毎回私も5話以上書かせて

いただいていると、登場人物の設定が毎回違うのも面倒だなと……。

そこで「だったら同じ学校の、同じ人物で話を回してみよう」と思い、

自分が書かせていただいた話のうち、いくつかは同じ登場人物となり、

気がつけば彼、彼女たちの通う学校も頭の中に見えてきたんです。

 

だったら、この学校を舞台にしたオリジナルの連作短編が出来るなあ。

そう思って出版社の担当編集者さんに相談しまして、出来たのが、

シリーズ1作目、『Q部あるいはCUBEの始動』でした。(2018年12月)

 

f:id:maehara63:20191224180034j:plain

 

読んでいただいた方(←ありがとうございます)は

登場する生徒たちが、『ラストで君は「まさか!」と言う』の

あの話でも登場した彼、彼女だとわかっていただけたかと。

 

おかげさまで、この1作目も重版がかかりまして、

このたび、2作目『Q部あるいはCUBEの展開』の発売、

となったわけでございます。

 

前作の続編となりますが、一作目が始動、二作目は展開です。

私立凪学園中等部のQ部のメンバーたちが、学園内の謎を

解き明かしていく、全30作のミステリー短編集です。

肩肘はらずに読めるお話を詰め込んでみましたので、

朝読書などで楽しんでいただければと思います。

 

てなわけで、11/21土の発売まで、あと2週間です。

来週は見本紙が届く予定ですので、次のエピソードを

紹介したいと思っております。

 

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>