鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

彼方の友へ

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【読書日記】1/7読了

『彼方の友へ』伊吹有喜実業之日本社

いろんな作風をお持ちの作家さんだと思う。(尊敬!)

銀座の出版社が舞台と知って同著発行元が舞台と知る。

少女雑誌に人生を注ぎ、昭和を駆けぬけた女性の話です。

時間の変遷を描くクロニクル的作品を書き上げるには

相当の覚悟と体力がいるわけで、その熱量が伝わってくる。

まして自分も編集者だった時期もあるもので、主人公の

ひたむきさに心が打たれました。

直木賞候補作ですね。さあ、楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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阪堺電車177号の追憶

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【読書日記】 1/4読了

阪堺電車117号の追憶』山本巧次(早川書房

いい本だなあ……と読了後、しみじみ呟く。

歴史が、人が、謎が、伏線が、しっかり描かれていて、

全部が見事に繋がっている。通底するのは大阪の「情」。

あちらの言葉では「ほっこりする」連作短編集の作り。

昭和初期に作られたチンチン電車が平成になるまで働き、

役目を全うするまで、乗っていた人々の人生が巧い、美味い。

中島京子さんの『小さいおうち』の読後感に近いかな。

そのくらい名作と言って過言ではないと思います。

大阪下町の友人たちにオススメしたいですね、でもって、

この本の感想を話し合いたい……そんな気持ちです。

ご馳走様でした。

 

 

 

 

 

 

おもかげ

 

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【読書日記】1/1読了

『おもかげ』浅田次郎毎日新聞出版

年またぎの1冊は、敬愛するジロー先生の最新作。

定年の送別会帰り、

地下鉄車内で倒れ、ICUに送られた男の意識に

走馬燈のように65年の記憶と、謎の女性が現れる。

見守る家族や親友、看護師らの気持ちも交差して、

良質な、極めて良質な大人のファンタジーになる。

先生の代表作『地下鉄に乗って』を彷彿とさせる

濃厚な人生が、熱くて、厚くて、終章は感涙です。

今後もお慕いいたします。ジロー先生!

 

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謹賀新年 2018

あけおめ、ことよろ。

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写真は今年の年賀状で登場した我が家の番犬?

いや、正体は沖縄のシーサーです。

名前は「じゃじゃ丸」。拙宅玄関で来訪者を迎え、

邪悪な侵入者を追い払ってくれます。

出会いは1999年春、沖縄の八重山地方にハマって

年に何度も訪れていた頃、竹富島で彼らを見て、

「ウチにも来てくれないかな」と。

それで作ってくれている所に製作をお願いしまして、

数カ月後に船便でやって来てくれたんです。

底辺のサラリーマンだったのが、彼が来てから

ガラリと運命が変わって、あれから約20年。

長いつき合いになってます。

http://isigaki.info/ritou/seasir.htm

ちなみにコチラで、彼の仲間が紹介されてます。

上から3列目のシーサー達が兄弟かと思います。

 

竹富島のシーサーが、ウチにいるんだゼ(自慢)。

 

 

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2017 マイベスト本

ああもう、大晦日ですね。
今年もお世話になりました。

で、恒例の年間マイベスト本です。
個人的趣味ですから、ご参考までに。
感想のリンクを張ってあります。

 

 

他にもっとあるのですが、
直木賞受賞や候補作など、世の中の感想と一致してましたので、
敢えて上記4冊を紹介させていただきます。

それでは、よいお年を!

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僕らだって扉くらい開けられる

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【読書日記】

『僕らだって扉くらい開けられる』行成薫(集英社

 

連作短編。

表紙周りに登場しているのは、とある町のエスパー達。

彼らがね、面白いんです。

少ししか動かせないテレキネシス(念動力)使いリーマン、

パラライズ(金縛り)を使うと髪が抜ける薄毛クン、など。

各章で現れる彼、彼女たちのポンコツなサイキックぶりが、

どうにもこうにもバカバカしくて、愛おしくてたまらない。

しかも、とある食堂で彼らが繋がっているとわかったとき、

久しぶりに声を上げて笑ってしまいましたよ。

いいなあ、年末にこういう肩肘張らない読書、幸せですわ。

敬愛する山本幸久さんの風味を感じてたら、この作者さん、

小説すばる新人賞出身の方でした。今後も注目ですね。

あ〜面白かった。

 

 

 

『ラストで君は「まさか!」と言う』

そろそろ店頭に並び始めました、PHP研究所発行の
『ラストで君は「まさか!」と言う』の新シリーズ。

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  「望みの果て編」(紫の表紙) 「デジャヴ編」(青の表紙)

朝読書用の「どんでん返し」ショートショート集なのですが、
不肖ささき、執筆に参加させていただきました。

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■「デジャヴ編」には、以下7作
★聖なる剣/人食い魔女の家/あと五分/
ボクとAI/洋食屋の客/自分探し/★図書室の彼女


■「望みの果て編」には、以下3作
カッパ沼の伝説/★校長先生の口癖/★キラッ! 

以上、10作を書いております。


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で、ウラ話。私が書いた★印の4作品、
実はシリーズ4冊すべて読んだ方にわかる「仕掛け」があるんです。


★「聖なる剣」

 →『予知夢編』所収「開かない」の続編です。3人の勇者が登場

★「図書室の彼女」

 →『時のはざま編』所収「傘がない」の吉村さん、谷口君が登場

★「校長先生の口癖」

 →『時のはざま編』所収「ぬか喜び」の前田君が登場

★「キラッ!」

 →上記「校長先生の口癖」の前田君

 →『予知夢編』所収「ゴミ箱に入ったら」の広瀬さんが登場

 (前田君と広瀬さんは、同じクラスだったんです)

「この子、あの話に出てきた!」と気がついてくれたらウレシイな。


2017年4月に発売の2冊(時のはざま編、予知夢編)はコチラです。

 

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こちら含め、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>