鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

ハイパーハードボイルドグルメリポート

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【読書日記】5/18読了

『ハイパーハードボイルドグルメリポート』

上出遼平(朝日新聞出版)

久しぶりに「うわっ、すげえな、これ」と思った本。

番組が先にあり、テレビマンが現地に赴き、見聞きし、

感じたものを綴った本と知ったのは、

恥ずかしながらページを捲ってからでした。

(読了後、ネトフリで番組を見る→さらに驚く)

「ヤバい世界のヤバい奴らは何食ってんだ?」

の旗印で向かった先にはソマリア元少年兵たち、

台湾のマフィア、ロシアのカルト宗教、ケニアのゴミ山。

どれも刺激が強すぎて、小分けにして読まないと

おかしくなっちゃいそうで、なもんで一週間かけて読了。

で、放心。

本って、自分の知らない世界を知る「どこでもドア」みたいな

ものだから、開いた瞬間にヤバい場所にいける。

この本は自分の代わりにヤバい場所に行って、メシを食う。

そんな(大丈夫か!)と思うほどの好奇心で突っ込んでいくから

グイグイと読ませる。感じさせる。圧倒させる。

勇気と、熱量と、冷静な筆致がつまった500ページには

書籍代という対価を払うに十分なものがあると思います。

う〜ん、これ、しばらく夢に出てくるな。

 

餃子が踊らないよう

籠もってますか?

 

さて先日、ご近所さんからお裾分けいただいた

横浜中華街の餃子がことのほか美味しくて、

また食べたくて取り寄せてみました。

 

 

そのレシピがこれ。

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「餃子が踊らないよう」って、素敵な表現だなあと。

 思わず、踊る餃子のアレコレを想像してしまいました。

 

 

「サタデーナイトフィーバー」

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トラボルタ餃子ね。

 

 

フラッシュダンス

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クルクル回ってザパーってやつ。水餃子。

 

 

MJの「スリラー」

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中央がMJ餃子。「アォッ!」って声が聞こえてきます。

 

 

ラストは「花柳社中」

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紅白歌合戦といえばコレね。

 

 

オレ、何やってんだろう?

てか、連想する踊りが古すぎて(笑)。

 

 

 

 

 

竜馬がゆく

(=゚ω゚)ノ あ、ども。ご無沙汰デス!

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【読書日記】5/9読了

竜馬がゆく司馬遼太郎(文春文庫)

籠もってますか?

私ってば、ここ15年くらいずっと籠もり仕事なので変化ないです。

ですが、出る用事もなくなったので、ここはいっちょう、

大作でも読んでみるかと、20年ぶりに読み返してみました。

 

これ、我が青春のバイブルです。

出会ってなければ自分の人生も違ったものになってただろうと。

高三の夏、雑誌『Hot-Dog PRESS』でラサール石井さんが

「近代史も分かるし、語彙力もつくし、勇気が湧く」と推薦され、

読んでみたら、まさにその通りだったんですよね。

京都にある竜馬の墓に行っちゃいましたもん。

 

折あるごとに読み返し、今回でたぶん4か5回目かと。

もう内容は忘れてました(笑)。だから新鮮でした。

昨今、歴史小説、時代小説が大流行でありますが、

それらと司馬作品が違うなあと思うのは、先生の語り口で

物語が進む点かなあと。大学の名物教授の話みたいな。

てなわけで内容についてはここで語る必要もありませんが、

お籠もりの一カ月、どっっっぷりと浸らせてもらったゼヨ。

 

 

 

 

 

 

 

 

誉田龍一さんのこと

以下は2月末、twitter DM でのやりとり。
相手は敬愛する先輩作家、誉田龍一さん。

 

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森下で飲む約束だったけれど、コロナでリスケとなり、
「3月末か4月」に、ということになってます。

 

 

4月になったものの、誉田さんからの連絡はまだない。

 

 

懇意にさせていただいた時間は2年もないのですが、
関係は10年以上昔に遡ります。

 

 

2006年「オレ、小説書けるかも?」と応募した短篇が
「第28回 小説推理新人賞」の最終候補に残り、選考委員が
「どっちにする?」となったのが、拙作と誉田さんの作品。
受賞されたのが誉田さんでした。

 


ちなみに翌年も最終に残ったのですが、この話はまたいずれ。
(気になる方は、こちら をクリックしてみてください)

 

 

その後、自分も新人賞をいただいて作家となり、
もうすでに第一線で活躍されていた誉田さんに
お会いできればと思っていると、作家仲間つながりで
南千住くまざわ書店さんのイベントでご挨拶が叶いました。

 

 

先の話をすると「おお、そうでしたか!」と。
以来、家が東京下町の近所ということもあって
下町在住作家で集まる会に呼んでいただいたり、
サシで飲んで悩みを聞いていただいたり、
出版社のパーティに、招待状のない自分を誘っていただいたり、
ものすごくお世話になった記憶ばかり。

 


ご本人は「いえいえ、そんなことはないですよ」と
笑顔で謙遜されるばかりでしたが、誉田さんのおかげで
どれだけの人がつながり、元気をもらったことか。

 

 

あれからひと月、初月忌(はつがっき)というそうです。

 

 

多くの作家さんたちが誉田さんについて語られているので
自分から語ることはないと思い、また当初は感情が動かず
何も語ることができなかった、というのが本当の話。

 

 

ひと月たち、ようやく言葉にすることができたかな。

 

 

誉田龍一さん、ありがとうございました。

森下で飲む約束、忘れてませんからね。

 

 

大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた

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【読書日記】4/8読了

大江千里渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』

樋口毅宏交通新聞社

ご無沙汰しております。(2カ月ぶりのブログ更新)

大変な世の中になっちゃいましたけど、まあ、生きてます。

この2カ月、敬愛する先輩作家さんが急逝されたり、

コロナコロナでマイッチングだったんですけど、

それでも人は生きていくもんですよね。本、読んでます。

小説ばっか読んで、実用書、エッセイ本とか読まないのに

この本、タイトルに惹かれて手にしてみたところ、大当たり!

何て言えばいいのかなあ、同世代の仲間と居酒屋で

黒ホッピー飲みながら昔話で盛り上がってる……みたいな。

でも、そこにはノスタルジーだけでなく、離れた今、もある。

かなり辛辣な視点もあって、筆者の慧眼と、愛がヒシヒシ。

うん、こういう本が読みたかったんだ。癒されました。

仕事上だけでなく、本を読む日々が続いておりますが、

こんな当たりの本に出会えて、マンモス嬉P。

 

またボチボチ、読書日記を更新していこうと思います。

(現在、人生ン度目の『竜馬がゆく』読んでます)

 

んじゃね。

 

 

 

新刊情報

『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズの新刊です。

発売前ですが、見本誌をいただきました!

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「春の物語」は、ささきあり、

「不思議な友だち」は、ささきかつお

執筆に参加させていただきました。

朝読書にぴったりの、さくっと、でもって驚きの結末が

まっているショートショート集でございます。

バレンタインのお返しに、

キャンプインしたプロ野球の差し入れに、

卒業祝いに、などなど、

さまざまな贈り物としても最適な本でございます。

 

2/20木ころからお店に並ぶと思いますので、

ぜひ皆さま、お手にとっていただき、掴んだその本を

決して離さずレジへ向かってくださいませ。

伏して、よろしくお願いいたします。 <(_ _)>

 

 

はっとりさんちの狩猟な毎日

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【読書日記】2/1読了

『はっとりさんちの狩猟な毎日』

服部小雪河出書房新社

内容は、ある一家の奥様の日常なんですけど、

旦那氏がサバイバル登山家となるとどうなるか?

まあ、すごいことになる。

風変わりな男と出会い結婚し、三人の子供に恵まれ。

旦那は生きて帰ってくるのかわからない冒険に出る。

射止めた鹿を家族で解体し、弁当にはヌートリア

なにもかも規格外な奥様の心中や如何に? が凝縮。

憧れる生活ではあるけど、決して真似できないから、

疑似体験させていただきました。

巻末には当の旦那氏がエッセイを寄せていて、

既視感あるなと思ったら、著作を前に読んでました。

マジかよ。すげえな、この夫婦。リスペクトっす。