鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

年頭挨拶 2017

あけおめことよろ、でございます。

平素は「鰹通信」をご覧いただき、

誠にありがとうございます。

「作家業」の肩書きが加わってからの新年、

1作でも多く「面白い!」と言っていただける

作品を書いて行こうと思っておりますので、

今年もどうぞご贔屓に願います。

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さて、上の写真は「10年日記」。

10年分の日々を綴ることができる便利なヤツです。

ン年前のこの日、自分は何をしていたか、とか

この時期には体調を崩しやすいとか、分かるんです。

2007年にこやつを手に入れ、書くこと10年、

ついに昨年、10年分を書き切り、

次の10年日記を購入したのです。

ラストは、2026年12月31日。59歳となった自分は

どんな気持ちでこれを書いているのか?

希望に満ちた10年であることを願うばかりです。

あ、願ってるだけじゃ叶わないから、実行あるのみ。

ポンコツになりつつある身体をいたわりながら

前へ、前へ、進んで行こうと思います。

 

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2016 マイベスト本

ああもう、今年が終わりますね。

今年もお世話になりました。

で、恒例の2016年マイベスト本です。

個人的趣味ですから、ご参考までに。

感想のリンクを張ってあります。

 

孤狼の血
http://kplan0805.exblog.jp/24828676/

気仙沼ミラクルガール
http://kplan0805.exblog.jp/24966044/

よこまち夜話
http://kplan0805.exblog.jp/24994446/

帰郷
http://kplan0805.exblog.jp/25481882/

水戸黄門 天下の副編集長
http://kplan0805.exblog.jp/25481926/

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Good old boys

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12/30読了『Good old boys』本多孝好集英社

これ、いい本ですね。しみじみと、いい本です。

小学四年の弱小サッカーチーム、の父親たちの

物語。連作短篇で8人のお父ちゃんたちが登場。

それがね、それぞれに対峙せねばならぬ世間の

シガラミ、微妙な家族関係、あれこれがあって

ああ、人の数だけドラマもあるんだよな、って。

子どもたちも成長したプレーを見せる一方で、

父ちゃん達も歯を食いしばり現実に立ち向かう。

うん、人間っていいな。

 

 

 

 

 

 

 

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作家刑事毒島

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12/23読了『作家刑事毒島』中山七里(幻冬舎

うわぁ、これ、おもしろいなあ……。

私事、出版業界に長いことおりまして、

んでもって今も関わってるものですから

この毒島(ぶすじま、と読みます)の毒ったら、

ビリビリきますわな。

短篇連作なんですが出版業界、とくに小説を

めぐるドロドロ話を、人気作家の毒島さんが

ものすんごい毒を孕んだ嫌味で蹴散らしていく。

これ、実在の人物をモデルにしてんだろな。

こわいな、おそろしいな、この業界。

でも好き。(この作品も)

 

 

 

 

 

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ヘダップ

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12/20読了 『ヘダップ』三羽省吾(新潮社)

デビュー時からずっと注目&応援している作家さんです。

器用な方でいろんな作風を持っておられるのですが、

個人的に好きなのは、同作のような直球スポーツもの。

野球小説『イレギュラー』も好きですが、本作はサッカー。

これがね、個人的にはズバーン!ってやられました。

サッカー小説ってあまり読まないし、少ないと思う。

スジ的には高校を出てJFLに入団した少年の物語だけど、

なんといっても彼を取り巻く人たちのドラマがいい!

ちゃんとそれぞれが描かれており、泣かせます。

でもってサッカーのシーンも、グイグイと読めます。

年の暮れ、いい作品に出会えて、嬉しい。

 

 

 

 

 

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〆切本

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12/19読了

『〆切本』(左右社)

企画の勝利ですね。発案した編集者に拍手。

人と約束をした以上は納期=〆切がある。

その艱難辛苦を文豪夏目漱石から太宰、谷崎、

最近では村上春樹西加奈子にいたるまでが

どう考え、どう乗り越え、どう開き直ったか。

各人のエスプリが滲み出ている名著ですな。

三島由紀夫吉村昭は〆切を守ってたんだって。

あ〜面白い本だった。

 

 

 

 

 

 

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犯罪小説集

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12/19読了

『犯罪小説集』吉田修一角川書店

う〜ん、痺れました。

吉田修一さんの犯罪モノといえば

『悪人』『怒り』など名作揃いですが、

短篇では珍しいんじゃないかなと。

小説は基本、非日常がテーマとして

扱われることが多く、そうなれば犯罪は

非日常のひとつとなるわけですが、

吉田作品の面白みって、

被害者、加害者、周囲の人が、

犯罪事件にいたるまで、どういう心持ちで

どう動いていくかが深く抉られてますよね。

少女の失踪、保険金殺人、横領、大量殺人、

元エースの転落……それぞれに人生があり、

それが、現場にいるかのように見えてくる。

見事な読みごたえでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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