鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

幻冬舎HP

拙著『空き店舗(幽霊つき)あります』

紹介していただきました。ありがとうございます。

www.gentosha.jp

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おもちゃ絵 芳藤

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5/14読了『おもちゃ絵 芳藤』
谷津矢車(文藝春秋

私事、十年以上前に浮世絵に関わる本の編集を
お手伝いさせていただいたことから興味を持ち、
好きになった絵師が、江戸後期の歌川国芳です。
べらんめえの親分肌で弟子達も無頼なのが多い。
ビートたけしと軍団みたいな感じですかね。
その弟子、芳藤を描いたのが本作なんですね。
師匠の死去後、一門の存続に奔走する弟子の姿。
一癖も二癖もある兄弟子、弟弟子、関係者たち。
月岡芳年、落合芳幾、川鍋暁斎小林清親
ジョサイアコンドルなど、浮世絵好きだったら
たまらないオールスターたちが出てきます。
そのキャラの立ちっぷりったら、アニメ超え級。
でもね、そんな強烈キャラのなか、影の薄くて、
不器用な芳藤という男の生き方が人間臭くて、
いるいる、現代にもいるよと感情移入しちゃう。
素敵な話をじっくり味わえました。感謝。

余談ですが、巻末の参考文献に、私が携わった
浮世絵師列伝が挙げられていまして、
運命的なものを勝手に感じてしまいました。

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発売記念ライブ@高円寺ペンギンハウス

お陰様で『空き店舗(幽霊つき)あります』が

発売となりまして、その記念として

発売記念ライブをやらせていただきました。

写真は拙著なめ〜の、私の演奏の様子。

幻冬舎文庫ツイッター等から写真をお借りしました。

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本を一冊上梓したら、そのテーマソングを作り、

なおかつ発売記念ライブをやることにしてます。

今回も編集者さん、知り合いを巻きこんで、

高円寺のライブハウス、ペンギンハウスさんで

朗読会&ソロ、バンド演奏、サイン会など。

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楽しんでいただけたと思うのですが、

実は一番楽しんでいたのは自分なのかも知れません。

来てくださった皆様、ありがとうございました。

行けなかった方には、お店のHPでレポートがあります。

ちょっとだけ動画もありますのでご覧いただければと。

コチラはお越しいただいた方にいただいたお土産。

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重ねて、ありがとうございます!

多くの人に支えていただいて自分がいるんですよね。

感謝です。

さあ、拙著が一冊でも多くの方々に届きますように。

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ささきかつお

 

 

本日(5/11)発売です。

拙著『空き店舗(幽霊つき)あります』

おかげさまで本日(5/11)発売となりました。

よろしくお願いいたします。

写真は、作品舞台でもある武蔵小金井

くまざわ書店さま(のツイッターから転用)。

ありがとうございます!

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5/4読了『凜』

蛭田亜沙子(講談社

この作家さんはノーマークでした。

どうして今まで知らなかったんだろう、後悔。

本作の内容は、大正期、網走の遊郭に売られた女と、

タコ部屋で働いていた男の話が本筋なのですが、

沼に沈んだ人生の凄絶さが、これでもかと描かれる。

しかも、やるせない現代社会とリンクしてるのがミソ。

息つく暇もないくらい、のめり込んで読了。

こんな読書はここ最近なかったから嬉しかった。

ココ最近、当たりが多くて、マンモスうれP。

 

 

 

 

 

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やめるときも、すこやかなるときも

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4/25読了『やめるときも、すこやかなるときも』
窪美澄集英社
現時点で今年のマイNo.1。
男と女が出会い、結婚を決めるまでの
プロセスを描いたもので、
どこにでも誰にでもある話。
なのだけれど、窪さんが描く世界って
心情、家庭環境、過去の傷など
それはそれは細やかな筆致ですから
読み手はいつしか本の中にドップリと
浸かっているのです。
鬱屈とした、救いのなさげな話が多いけど、
本作もある部分では眼を覆いたくなるけど、
けれど最後まで読んで、読んでよかったと
心から思える一冊です。
ラスト10ページ、ボロ泣きでした。
そろそろ直木賞、いって欲しいです。

ぼくの死体をよろしくたのむ

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4/10読了『ぼくの死体をよろしくたのむ』

川上弘美小学館

タイトルだけだとショッキングな
内容を想像しがちですけど、
そんなコトぜぇ〜んぜんなくって、

不思議バナシがたくさん詰まった

短篇集です
で現時点今年のNo.1に決定です。
なんだろな。
川上センセの世界観って、大好き。
現実とちょっとずれた、でもって
現実にありそうな話がひょこんと
読み手の心に乗っかってくる感じ。
小説とは、とかテーマは、とか、
そんな小難しいコトを考えないで
楽しく読みたい。そう思える一冊。
個人的には話し手が順々に変わる
「なくしたものは」とか、
神様?らしき女性の1日を描いた
「儀式」なんて話が大好きです!
この世界観を共有できる人たちと
お友達になりたいです。