鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

同姓同名

【読書日記】9/17読了 『同姓同名』下村淳史(幻冬舎) わぁ、すごい本を読んでしまったなあ、というのが 読了後の素直な感想。 「大胆不敵、乱歩賞作家からの挑戦状」という 帯の謳い文句は間違いなかったですね。 なんたって登場人物の多数が同姓同名の「…

タクジョ!

【読書日記】9/13読了 『タクジョ!』小野寺史宜(実業之日本社) (=゚ω゚)ノ ごぶさたです。 今夏、暑すぎてずっと参ってたんですけど、 ようやく秋、読書の秋となりましたね。 で、久々の小野寺さんの新作。これ、いいです。 小野寺さんの作品って、ドラマテ…

『王様のブランチ』で紹介されました!

8/15土 OA『王様のブランチ』BOOKコーナーにて、 「読みやすくて面白い!夏の読書感想文にオススメしたい本」として 『ラストで君は「まさか!」と言う 〜 夏の物語』を 紹介していただきました!(ワァ〜! パチパチ:大歓声と拍手) (※読書感想文ヒントは、こ…

日暮れ竹河岸

【読書日記】8/5読了 『日暮れ竹河岸』藤沢周平(文春文庫) 個人的な日課で、仕事に入る前にラジオ体操と筋トレ、 それが終わると敬愛する作家さんの作品を2P書き写す、 ということをしています。 桜の季節から始め、今日結願したのが、この短篇集。 浮世…

根に帰る落葉は

【読書日記】7/27読了 『根に帰る落葉は』南木佳士(田端書店) 著者の作品に始めて出会ったのは、たしか30代、 『医学生』(文春文庫)だったかと記憶している。 世にあまたある医療小説とは一線を画した、 心に染みるmy人生のベスト本となった。 その著者…

夢は捨てたと言わないで

【読書日記】7/23読了 『夢は捨てたと言わないで』安藤祐介(中央公論新社) 著者の作品は、去年『本のエンドロール』を読み、 印刷業のデティールにこだわった渾身のお仕事小説に 魅了された記憶が新しくって、 なのでお笑いの世界をテーマにした本作も期待…

ラストで君は「まさか!」と言う[夏の物語]

今日(7/9木)あたりから書店さんに並んでいると 思いますので告知させてください。 執筆に参加させていただきましたPHP研究所刊の 「ラストで君は「まさか!」と言う」シリーズ新作、 「夏の物語」です! ワァ〜パチパチ(歓声と拍手) 不肖ささきは、以…

ボニン浄土

【読書日記】7/6読了 『ボニン浄土』宇佐美まこと(小学館) 読書後半「ううう、これはスゴイ本だ」と唸る。 江戸時代から続く小笠原の歴史を綴ったもの、 と思いきや、どうやらそうでもなさそうで、 現代に時間が移るとそれは群像劇になっているが どうやら…

輪舞曲(ロンド)

【読書日記】6/28読了 『輪舞曲(ロンド)』朝井まかて(新潮社) 個人的2019年の No.1 が『落花狼藉』でありんして、 その作者・朝井まかてさんの新作となれば期待大。 で期待通りのすんばらしい小説でした。 時は明治末期から昭和のはじめ、 女優という言…

世界と日本の名作 冒険の物語

【お仕事告知です】 成美堂出版 世界と日本の名作 冒険の物語 古今東西の名作をダイジェストで紹介する再話本。 不肖ワタクシ、「西遊記」「南総里見八犬伝」の 2作品を書かせていただきました。 冬から春は、この二作品の原著にどっぷりだったな。 名大作とは…

水を縫う

【読書日記】6/14読了 『水を縫う』寺地はるな(集英社) 大阪郊外で暮らす、家族の物語。 一章の高校生の弟話を読んで、「あ、この作品好き」と思う。 連作短篇で章ごとに人物が入れ替わる手法はよくあるけれど、 どの視点にも、その人をしっかと見据えた優…

明け方の若者たち

【読書日記】6/11読了 『明け方の若者たち』カツセマサヒコ(幻冬舎) 恥ずかしながら著者の名前をこの本で知りました。 有名なウェブライターさんとは知らなかったです。 デビュー作となるこの作品、50代のオッサンにも 刺さりました。 2010年代を、20代と…

ビルマに見た夢

【読書日記】6/11読了 『ビルマに見た夢』古処誠二(双葉社) 第二次大戦時、ビルマを舞台にした戦場小説が 著作に多く、そのほとんどを読んでいます。 死と隣り合わせの臨場感と、現地人との交流、 軋轢、信頼、不和といった人間関係の縮図が もう見事で見…

ゴーヤ ゴーゴー!

JAの家庭雑誌『家の光』7月号「親と子の童話」で 「ゴーヤ ゴーゴー!」を書かせていただきました。 ぶら下がってるゴーヤたちが、車に、船に、飛行機になって、 「ゴーヤ ゴーゴー!」と冒険の旅に出るお話です。(P108〜) 絵は小山友子さん、かわいい…

ハイパーハードボイルドグルメリポート

【読書日記】5/18読了 『ハイパーハードボイルドグルメリポート』 上出遼平(朝日新聞出版) 久しぶりに「うわっ、すげえな、これ」と思った本。 番組が先にあり、テレビマンが現地に赴き、見聞きし、 感じたものを綴った本と知ったのは、 恥ずかしながらペ…

餃子が踊らないよう

籠もってますか? さて先日、ご近所さんからお裾分けいただいた 横浜中華街の餃子がことのほか美味しくて、 また食べたくて取り寄せてみました。 そのレシピがこれ。 「餃子が踊らないよう」って、素敵な表現だなあと。 思わず、踊る餃子のアレコレを想像し…

竜馬がゆく

(=゚ω゚)ノ あ、ども。ご無沙汰デス! 【読書日記】5/9読了 『竜馬がゆく』司馬遼太郎(文春文庫) 籠もってますか? 私ってば、ここ15年くらいずっと籠もり仕事なので変化ないです。 ですが、出る用事もなくなったので、ここはいっちょう、 大作でも読んでみる…

誉田龍一さんのこと

以下は2月末、twitter DM でのやりとり。相手は敬愛する先輩作家、誉田龍一さん。 森下で飲む約束だったけれど、コロナでリスケとなり、「3月末か4月」に、ということになってます。 4月になったものの、誉田さんからの連絡はまだない。 懇意にさせてい…

大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた

【読書日記】4/8読了 『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』 樋口毅宏(交通新聞社) ご無沙汰しております。(2カ月ぶりのブログ更新) 大変な世の中になっちゃいましたけど、まあ、生きてます。 この2カ月、敬愛する先輩作家さんが急…

新刊情報

『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズの新刊です。 発売前ですが、見本誌をいただきました! 「春の物語」は、ささきあり、 「不思議な友だち」は、ささきかつお が 執筆に参加させていただきました。 朝読書にぴったりの、さくっと、でもって驚きの…

はっとりさんちの狩猟な毎日

【読書日記】2/1読了 『はっとりさんちの狩猟な毎日』 服部小雪(河出書房新社) 内容は、ある一家の奥様の日常なんですけど、 旦那氏がサバイバル登山家となるとどうなるか? まあ、すごいことになる。 風変わりな男と出会い結婚し、三人の子供に恵まれ。 …

御礼:重版出来!

先日ご報告しました拙著、 『Q部あるいはCUBEの始動』の2刷、 版元PHP研究所さんからいただきました。 アンソロジーでは 『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズが 続々と重版を続けておりますが ワタクシ名義のソロ作では初の重版出来でございます。 関係各位…

胸の行方

今朝(1/15)のNHK「あさイチ」 女性の胸と下着の特集を見ていた嫁が呟く。 加齢とともに下がっていく私の胸は これから先、どうなっていくのかしら……? というワケで、想像してみることにした。 下がっていった両胸は……。 さらに足まで下がっていって……。 …

カレンダー

新しいカレンダーの絵ヂカラが強いので、 鳥の名前を書き込んでみることにしたんだけど、 ぬじる。 今年は、こういうコトをやっていきます。

ツナグ 想い人の心得

【読書日記】1/5読了 『ツナグ 想い人の心得』辻村深月(新潮社) 2020年の1冊目。これは続編ですね。 前作でホロリと来まして、拙著にも影響してます。 亡くなった人に一度だけ再会できる、 それをツナグ(使者)物語。連作短編です。 本作も亡き人を思う…

謹賀新年 2020

あけまして おめでとう ございます。 初夢は、いろいろ見たんですけど、 ドラム叩いてて、途中ハイハットが ないことに気づいた、というもの。 ひたすらスネア叩いてました。 今年もよろしくお願いいたします。

2019ベスト本

ああもう、大晦日ですね。 今年もお世話になりました。 恒例の年間マイベスト本の紹介です。 個人的バイアスかかってますので、 あくまでも参考ということで。 以下に順不同でリンクを貼っておきます。 他にもいろいろ紹介したいのですが、今年はこんな感じ…

重版決定!『Q部あるいはCUBEの始動』

拙著『Q部あるいはCUBEの始動』(PHP研究所刊)の 重版が決定しました! 先週、編集担当さんからご連絡いただいていたのですが、 告知OKとのことで、正式に発表させていただきます。 重版の仕上がり予定は、年明け1月15日とのことです。 共著では「ラ…

熱源

【読書日記】12/8読了 『熱源』川越宗一(文藝春秋) とにかく濃厚で、骨太で、大河な一冊。 本読み、および同業者内では話題になってて、 でも読む機会を逸していて、ようやく読了。 でもって、大満足です。 19世紀末、樺太を中心にアイヌと東欧の民族が 歴…

小さな場所

【読書日記】12/7読了 『小さな場所』東山彰良(文藝春秋) 読んでよかったな、と心から思える本が 年に数冊ありますが、これがそれ。 台北の紋身街(日本だと歌舞伎町かな)に 暮らす少年の目を通して描かれた、 雑多な、猥雑な、街の、人々の物語。 街の匂…