鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

僕らだって扉くらい開けられる

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【読書日記】

『僕らだって扉くらい開けられる』行成薫(集英社

 

連作短編。

表紙周りに登場しているのは、とある町のエスパー達。

彼らがね、面白いんです。

少ししか動かせないテレキネシス(念動力)使いリーマン、

パラライズ(金縛り)を使うと髪が抜ける薄毛クン、など。

各章で現れる彼、彼女たちのポンコツなサイキックぶりが、

どうにもこうにもバカバカしくて、愛おしくてたまらない。

しかも、とある食堂で彼らが繋がっているとわかったとき、

久しぶりに声を上げて笑ってしまいましたよ。

いいなあ、年末にこういう肩肘張らない読書、幸せですわ。

敬愛する山本幸久さんの風味を感じてたら、この作者さん、

小説すばる新人賞出身の方でした。今後も注目ですね。

あ〜面白かった。