鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

狂犬の眼

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【読書日記】4/8読了

『狂犬の眼』柚月裕子(角川書店

先日、『盤上の向日葵』を絶賛したばかりですが、

『孤狼の血』の続編である本作も面白すぎて、

次の日早く起きなきゃいけないのに(6時起き)、

結局、本を閉じることができなくて、読了する1時迄

読み耽ってしまった。眠不足だけど、しあわせ。

前作では、ヤクザ社会と繋がる先輩刑事の元で習練を積んだ

日岡が、左遷された広島県山中の駐在所にいる。

組の抗争事件で指名手配中の大物がやってくることで、

彼の人生が、また、大きくうねり出す……という筋書き。

黒川博行作品ばりの警察&ヤクザ社会のえぐいリアルなのに、

(あ、ワタシ、黒川先生の著作も大好物です)

どうしてこんなに惹かれてしまうのかと考えてみますに、

言葉の運び、特に風景描写の巧さが好きなのかなと。

骨太ハードボイルドでありながら、繊細でリリカルでもあり、

ああ、読んでよかったと、心の底から思える作品でした。