鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

紫陽花舎随筆

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【読書日記】9/28読了

『紫陽花舎随筆』鏑木清方講談社文芸文庫

何故にこの本を手に取ったのか、読了した今でも

それが不明なのですが、ああ、読んでよかったと。

明治、大正、昭和をまたぐ著名な画家さんですが、

絵だけでなく、文章も抜群に巧い!

画家として見た描写がそのまま筆にのるのかなと。

読むと、父親も江戸からの物書きで毎日新聞

創設者の一人と知り、さもありなんと、頷く。

時代は違え、絵も、文も、達者な人はいるわけで、

鏑木さんはさしずめ、この時代のリリーさんかな。

内容で面白かったのはね、時代が続いていること、

天保生まれの祖母は山東京伝とも縁があって、

その祖母の曾祖父が、赤穂浪士討ち入りの太鼓の音を

聞いていた……って、聞き伝えの距離ったらもう。

流麗な文章、未知の漢字にワクワクしてました。

これ、また読もう。