鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

沈黙のパレード

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【読書日記】11/10読了

『沈黙のパレード』東野圭吾文藝春秋

ひさびさのガリレオシリーズ、やはり傑作!

この魅力って何かなあって個人的に考えるに、

被害者を思う人々の忸怩たる思いが通底し、

それが犯罪に繋がっていくという設定と、

見事な科学的トリック、で、解き明かす湯川氏。

殺人がストーリーの道具ではなく、きちんと

当事者たちの心の奥底にまで降りているコトが

やはり東野作品が、あまたあるミステリとは

違っているんじゃないかなって思うんです。

終盤の「どんでん返し × N」は、各所で

きちんと伏線が張られてあるし、文句なしです。

 

「本は高い」って言われるけれど、

秋の夜長、二晩(計8時間)かけて、こんな名著に

映画1本と同料金で浸れるんですから、

お得だと思うんです。