鰹通信

文筆屋ささきかつお のblogです。近況、お知らせ、読書日記など書いてます。

作家の人たち

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【読書日記】4/5読了

『作家の人たち』倉知淳幻冬舎

旧知の編集者さんからいただいたこの本。4/11発売です。

定期通院へ向かう地下鉄車内〜病院待ち時間で読了。

そして一言「しゃ、洒落になってない……(苦笑)」

出版界の内情を「毒」をもってフィクション化する

小説ってえのは多々ありまして、

例えば東野圭吾さんの「◎笑小説」シリーズだったり、

中山七里さんの「作家刑事 毒島」だったりするわけで

この業界の隅っこにいる自分としては「わあぁ……」的な

話が多いワケです。でもってこの倉知さんの作品ですと

売れない作家の押し売り、作家業で食って行けない現状、

およびラノベ業界の恐るべき実情なんかがフィクションで、

ええ、あくまでもフィクションで語られているわけです。

でもこれ、どこまでがフィクションなのだろう。

それを考えると薄ら寒い風がウナジをスゥ、と撫でる。

変名にはしてるけど出版社や作家さんにモデルがいるわけで

でもって実名が出ているところは出ているわけで。

ああもう、この面白さは同業者じゃなくっても、

本好きの人なら入り込んでしまうんでしょうね。

かくいうワタクシメも作中のトホホキャラに近いもんで

ああ、これが現実、これが私の生きる道と頷いています。

ま、笑い飛ばしちゃうのが一番の楽しみ方なのでせう。

 

くわばら、くわばら。